NOTE

洛西高架下大学研究室コース

2022年5月15日研究室コース第5期第1講義

講座への入退室について

入室後は名前を「(所属団体名)なまえ」に変更してください。
パスワードは「tautlabo」です。

退出時はオレンジのボタンより今回の参加者視点で採点、感想を聞かせてください。

2021年5月15日
15:00~17:30
※入場 14:45~

講座の採点にご協力下さい。
次回以降の参考にします。
質問などもお気軽に。

ミーティングID: 880 8806 2470
パスコード: tautlabo

当日の記録動画

本日の内容

運営陣の自己紹介

洛西高架下大学研究室コースの運営を担当する特定非営利活動法人らくさいライフスタイルのスタッフを紹介します。

主催のトート阪急洛西口さんが最近SNSに力をいれています。エリア情報満載ですので、SNSをフォローして自分たちがイベントを作る場の雰囲気をつかんでください。

張本 将利(はりもと まさとし)

らくさいライフスタイル 代表理事 /フリーランスのマーケター

長崎県五島列島福江島出身。洛西ニュータウン在住。NPOの拠点として嵐山でcafe兼ゲストハウスを運営。2児の父。京都市交流促進・まちづくりプラザの多目的室を運営。トート阪急洛西口に関わる多くのプロジェクトに関係する立場から研究生のイベントをサポートします。

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𠮷田 泰基(よしだ やすもと)

らくさいライフスタイル 理事 /京都市まちづくりアドバイザー / studio-L「大原野」地域ブランド化の取組をはじめ、地域でコミュニティの活性化に取り組んできました。現在は左京区のまちづくりアドバイザーとして活躍中。これまでの知見から研究生のイベントをサポートします。

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田中 和志(たなか かずし)

らくさいライフスタイル / トートまちつくり隊
自分の視点であったらいいなと感じたことを実際にやってみる活動をしています。仲間探し中。仲間が集まったら今年法人化(まちづくり事業)予定。

主催:トート阪急洛西口

阪急京都線の洛西口駅と桂駅間の高架下エリア「トート阪急洛西口」高架下を活用した新たなまちづくりを行っています。

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参加者の紹介

新型コロナウイルスの影響もある中、地域を盛り上げようと賛同して集まってくれた皆さんです。それぞれの企画が素晴らしいものにする為には、横の情報交換も大きな武器になります。

過程で少し助け合ったり、企画を同日にすることになったり。団体同士のやりとりも楽しんでいただけたらと思います。

廣田 さん(URA / キッチンカーRUDE COFFEE)

私の家系は代々タケノコの生産を家業としていますが、タケノコ産業の高齢化が問題視されており、
タケノコの生産の他、高齢化→閉業により放置竹林問題も発生しています。また、私の家系でも祖父から
伝統を引き継ぐ者もおらず悩んでいました。
その中で私が引き継ごうと手を挙げたものの、収穫が限られているタケノコの生産のみで生計を立てるということはとても厳しく、また、会社勤めをしながら副業として行うのも限界があるというのが現状です。そういった中、是が非でもこの京都の代表と言っても過言ではないタケノコ産業の伝統を守り、放置竹林問題を解決したい。そんな思いで事業やイベントの進め方を学びたいと思い、洛⻄高架下大学研究室コースへの志望を決断しました。

<興味関心>
KYOTOGRAPHIE:歴史的な建物や普段行かない場所などでの展示により京都を知ることができ、また、
創造性を掻き立てられる。
瀬戶内国際芸術祭:地域の方とも触れ合いやすい環境での展示や企画が面白い。
六甲ミーツアート:自然とコンテンポラリーアートの融合が面白い。

小薄さん(GLUSA)

地域と人との関わりを深く強くできる機会を自身の手で生み出してみたいと考えました。私自身現在、京都府の宇治田原町に住んでおり今後宇治田原町を活性化させていきたいと考えており、一方で地域の方々への理解や新たな取り組みへの積極的な参加を促すためにはどうアプローチするべきかについて悩んでおります。研究室コース第4期に参加されている方のイベントブースを手伝わさせて頂き、その際地域に住む方々(お客さま)とのコミュニケーションやイベント自体のテーマの重要性を強く実感しました。そのため、私自身もイベントを開催することで、私と人々との繋がりを深く強くしたいと考えたため、今回志望させて頂きました。

<興味関心>
香川県三豊市は面白い地域だと考えております。理由としては、以前三豊市の地元の方々の理解もあった上で挑戦しやすい環境が整えられている場所だと感じたためです。最近では三豊市への移住者も多く移住者と地元の方々との交流コミュニティが確立されているため、地元で培われているリソースを存分に活用できる上、何か物事を起こすときに協力してくれるパートナーたちが多く存在できております。通常、町おこしをするにあたって地元の方々の理解を得ることが一つの壁になると思いますが、三豊市はその壁が解消できているため面白い地域だと思っております。

尾田さん(京都子育てネットワーク)

子育て世帯が地域に向けて得意なことやスキルを発信し、地域と繋がりを持つことを狙いとしており、立地条件、バックアップしてくださる体制がベストだと感じたので研究室コースに参加しました。

<興味関心>
地域に住むさまざまな人材が、主体的に活動するイベントは面白いし、大切。地域住⺠をお客さんをしない、当事者主体の活動は結果的に強固な地域作りへとつながると考えている。

大幸 さん(ヨガ講師)

❶心と身体を健康にを届けていく場を増やしていきたいため❷将来古⺠家などで心と身体を癒す空間や、生きるを学べる空間、コミュニティを作りたいと思っているので、学びたいと思ったため。❸地元貢献、地域の方との交流をしたいと思ったため。

<興味関心>
福岡県糸島(移住者が多く、移住した方がやりたいことを叶えている。おしゃれ)

吉川 さん(整理収納アドバイザー)

まちづくりに興味あり現在の住まいに近いことから何か楽しいことが出来るならと思いました!経験値としても自分に何が出来るか正直わかりませんが楽しみたいと思ってます。

<興味関心>
最近では海の京都のサイト。ビジュアルの感じが今風と感じること、自身が北部へ年に数回行くのでチェックすることなどが主な理由です。地元情報でもローカルな情報が掲載されているとみんなが知っている情報より訪問する回数が多いとレアな情報が知りたいと思うため

研究室コースの求める『賑わい』とは

研究室コースの企画のはじまりは、トート阪急洛西口に「賑わい」を作りたいという想いからスタートしました。

そこで、考え始める訳です。

いろいろと調べる内にとても参考になる資料を発見!
賑わいづくり施策「発見」マニュアルです。

要約すると、以下のようなことが書いてありました。

国土交通省が作ったマニュアルなので信用していいでしょう。

そう!賑わいは明確な中心の存在を作り、そこに集まった人々を回遊可能な仕組みに乗せることで成り立っている。

この考えを軸に研究室コースの企画は走り始めました。

私たち洛西高架下大学研究室コースは、「明確な中心の存在」となる!なれるのか?

明確な中心を立ち上げる…とは?

明確な中心、それは一時的であっても先行する賑わいを産み出すことだと考えました。ひとつずつ定義していくと以下のようなイメージです。

「〇〇するから集まってー」と旗を立て、興味関心を持った人が「なになに?」と集まってそこに価値が産まれると『賑わい』

うん。良さそうです。

しかし…

賑わいは、一時の盛り上がりでいいの?

欠点も見えてきました。中心をポンと立ち上げるだけでは、人々の波が落ち着き、また平穏に戻り、せっかく盛り上げた中心が見えなくなってしまう。

予算を大きく掛けてドンと打ち上げるのは非現実的だし、手数しかないかな…中心を維持するには連続性、継続性が必要。これを実現するには中心を立ち上げる力を複数集めなきゃ。

あと、「〇〇するから」という〇〇に入る部分に多様性があったほうが良さそう。同じジャンルばっかりになると飽きてきそうだし。

立ち上がった中心点が、元に戻る前にまた盛り上がる。その連続性がトートに育てば、きっとトートを中心に人の賑わいができるんじゃないか。

検討と、再定義は続きます。

私たちには2020年1月に実験した。「トートであそぼっ」という小さな成功事例がありました。

そのノウハウをすべて共有することで、中心を立ち上げる力をいくつか産み出すことができるのではないかと思い始めます。

よし、教える…のは役不足だけど、伴走するところから泥臭くやっていこう。

「トートあそぼっ」
という想いから

「トートあそぼっ」
という人たちを集め

「トートあそぼっ」
をたくさん産み出す!

その流れを増幅していくことで、消えない中心を作りだせばいい。

あとは、うりゃーっとやるだけである。

これが洛西高架下大学研究室コースのコアコンセプトです。

今後、育ってくるだろう、企画力と実行力が身についた団体がトートに「賑わいの中心点」を各々のペースで立ち上げる。

2期、3期…10期…100期!?と回を重ねることで単発だった賑わいが、多様で連続性のある賑わいに変化していくのでは?

トートを面白くしてみようと立ち上がったコミュニティが、トートとあそんでみたいという人々を引き寄せ、もっとたくさんで遊ぶために「トートであそぼっ」と声を掛け始める。

イベントの参加者が企画側に、そして伝える側に、のサイクルも回りだす。そういう未来になるといいなぁ。

WS:企画のタネを産み出そう

  • 1:自分がやらなくてもいい無責任さをもって
  • 2:自分はゼッタイ参加する純粋な興味をぶつけて
  • 3:実現可能かどうかは二の次で

…休憩(15分)…

企画のタネ発表会

トートの施設を良く利用している親子、関西で生まれ子育ても関西でされている方 に向けて

トートでプチ旅行 を企画します。


嵐山エリアに住んでいるがトートをまだ知らない方、工作が好きな方 に向けて

オリジナル絵灯籠を作成し、トートに嵐山花灯籠と湯沢の絵灯籠とともに飾る を企画します。


トート周辺をお散歩コースにしている年配の方。何か変わった体験をさせたいと思っている親。 に向けて

体験会 を企画します。

お洒落なものに興味を持ってる人、インスタグラムユーザー、日常生活に少し疲れてる人 に向けて

模擬店 を企画します。

小学生位までの子育て家庭、祖父母に日頃の感謝の気持ちを伝えたい親子。洛西エリアが出身地ではなく友達作りをしたい親子。 に向けて

子どもの作品リメイク&出身地交流会 を企画します。

食べることが好きで、目新しさを求める人 に向けて

秋田の良さ発見おにぎりorパフェをつくろう を企画します。

食・地域に携わる仕事がしたい、または現在している人。食に関して本からだけではなく現場の人の声を聞いて学びたい人。 に向けて

食品ができるまでの“作り手”と交流する4企画(4回連続講座or4か所開催) を企画します。

市内在住の子育てママ(20代から30代)家庭を優先して自己実現を諦め気味になっている人 に向けて

マルシェ を企画します。

何かを始めたいけど踏み出せない人(20代から30代女性・小学生) に向けて

ネームアートでトートバッグ作り を企画します。

洛西口周辺在住の女性 に向けて

カラーセラピーつきグッズ販売 を企画します。

目新しい物好き、美味しい物好きな人 に向けて

展示会 を企画します。

まちプラの近くに住んでいる0才〜10才のこどもがいる親、子 に向けて

遊び体験 を企画します。

企画書の基礎
~企画の定義付け~

みなさんが集めてくれた「キカクのタネ」を育てていくように。企画書づくりをはじめていきます。

企画って?

計画?となると面白みが書けている気がします。
イベントの企画としてはワクワクが欲しいところです。

企画書はコレを押さえましょう

「キカクのタネ」→「8行キカク」

キカクのタネの育て方。

  • タネの要素を入れ替える(場所、内容なんでもチェンジ)
  • 育てられそうな人同士コラボもあり?(相乗効果ありそう?)
  • 1つに絞らず何個も育ててみるつもりでOK(1イベントで複数企画)

みんなの出したキカクのタネは コチラ から見てみてね。

Googleドライブの『8行キカク』を使いますのであるか確認してください。

次回までの課題

8行キカクの内容を確定させ、イベントモデルキャンバスを埋めてください。
→第3回の序盤は各団体の企画ミニプレゼンを行います。5分程度。

参加の皆様へ

研究室コースに集まっていただきありがとうございます。

それぞれが、団体の個性を活かして、楽しくイベントを企画・運用してください。

理想を求めて動けなくなるよりも、小さな1歩を継続されることに価値を感じています。

イベントを作りあげるには多くの課題があると思いますが。
運営チーム、らくさいライフスタイル一同、頑張って伴走します。

微力ではありますが、お役立てください。

第3回までの課題

  • 8行企画書の完成!
  • (とりあえず)イベントモデルキャンバスに落とし込んでみよう

質問はこちら

※こちらに送信した内容はスタッフのみ共有されます。

参考資料

教材(トートであそぼっ)の実データ

こんな企画からはじまったんだなとシミジミ。皆さんならどんな企画を考えますか?実際は紆余曲折あって、こんなイベントになりました。

読んでいただき、
ありがとうございます。

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